子供の矯正 5歳ぐらいから12歳までの早期治療

歯並びが気になるけどいつから始めたらよいのでしょう。 早く始めた方が良い場合は何でしょう。 それは上下の顎が良い位置にない場合です。 矯正はいつになってもできます。 ただし、成長が終わると顎の成長も終わり歯を動かすのに制限が出ます。 当たり前ですが歯は顎の骨の中に埋まってます。 顎の中のから歯の根(歯根が出てしまうと抜けてしまいます。) 歯がきちんと並ぶスペースがないと綺麗になりません。 それで成長が終われば抜歯したり歯を削ったりする量が多くなります。 ではどうすよいか。 5歳から12歳ぐらいまでにきちんと顎が成長することが大事です。 歯が並ぶスペースを確保してあげると歯を削る量が減ったり歯を抜かないで済むようになります。 下記の左の写真の赤線の部分に骨の縫い目が見えます。これはまだ骨がくっついていない状態で力をかければ大きくなります。 右が乳歯がすべてなくなって縫い目がなくなって骨がくっついた写真です。 この状態では縫い目が開かないので歯が並ぶ部分が大きくなりません。 患者説明用リーフレットInvisalign-First このような場合普通に歯を並べたら骨の外に歯が出てしまうのは何となくお分かりいただけると思います。 なので骨を広げて歯を並べる場所が必要なのです。 この時期に行うのがインビザラインファーストです。 大人用のマウスピースと同じです。 時期によっては下の写真のようにプレオルソという補助器具を使う場合があります。     行う時期が子供なのでインビザラインファーストと名前が付いてます。 治療期間は通常18カ月で最大で24カ月ぐらいです。 ここでのゴールは永久歯が萌出スペースの確保+上下のアーチが綺麗に見えるまでです。 このあと2期治療と言ってだいたい14~15歳ぐらいから後期の矯正になります。