インビザライン(マウスピース)矯正とDIY矯正 2日目
大網のみずほ台歯科医院です。
今回はインビザラインで起きる副作用について説明受けました。
これは矯正を受けられる方全般に(ワイヤーも含めて)当てはまることです。
1、歯根吸収
歯を動かせば大なり小なり歯根が短くなります。
80%がそうなるとの報告があります。
ただし、現実問題として歯が動揺したりとかは
よっぽどでないとありません。
歯周病で歯を支える骨が3mmなくなるのと歯根が9mmなくなるのが
同レベルという話があります。
インビザラインを日本でも多くされてる先生の所のデーター
ではワイヤーより歯根吸収は少なく30%ぐらいしか
ありませんでした。
2、虫歯
ワイヤー矯正の方が器具が付いたままなので虫歯になりやすいのでは
ないでしょうか。
(歯磨きしにくいので)
3、歯肉の退縮
これは歯茎が下がって歯が長く見えるのとです。
4、歯髄壊死
最初は強い痛み、そしてピンク色に歯の色が変わりそしてそのまま
歯の神経が死んでしまう。
(歯自身は治療すれば何とかなります。)
必ずしも上記のことが起きるとは限りませんが、歯も体の一部で
あり歯を動かす経過を観察していかないと偶発症を
おこしてしまいます。
海外からまた日本でも安いマウスピース矯正(DIY矯正)がインターネットで出てきました。
これは大変危険です。
少なくとも歯科医師が関与してないような矯正は、上記のようなことを見逃してしまいがちです。
何か問題が起きたとしても早期に対処すれば大きな問題になりません。
もし歯並びが綺麗になっても、ちゃんと奥歯が噛んでないとか、見た目にはわからなくても骨の中から歯の根が飛び出してたりとか、時間の経過とともにに色々な障害が出てくる恐れがあります。
最悪、歯が抜けてしまうこともあります。
(歯根の周りに骨がなくなる歯周病と同じなので、支える物がなくなれば抜けてしまうのと同じ理屈です。)
マウスピースメーカーと矯正利用者との直接の取引は歯を物として考え、
歯が埋まっている歯槽骨の大きさを考慮していない危険な行為だと思いませんか。
値段が安いには理由があります。
アメリカではすでに問題になっております。
誤解をされては困りますがマウスピース矯正が悪いのではありません。
しっかり勉強されいる先生が行えば、実績のあるシステムとしてインビザラインは頭一つ抜けてるようです。
ちなみに当医院ではインビザラインを日本で数多くされてるトップの先生のバックアップを受けて行っております。