歯ぎしり、くいしばり、いびきのある方と矯正治療
大網の歯医者のみずほ台歯科医院です。
歯ぎしり、くいしばり、いびきのある方と矯正治療は関係あるのか。
下顎(下あご)が後方にあると気道が圧迫されます。
テレビドラマで気道確保とかお聞きになったことはありませんか。
下あごが後退してると息がしにくくなります。
特に寝てる時は筋肉が緩むので余計気道を圧迫していびきの元になり、ひどい場合睡眠時無呼吸症候群の原因にもなります。
スリープスプリントは歯科で作れるマウスピースでCPAPの代わりにもなります。
下図のように舌が気道を圧迫するので、下顎を前方に出してあげれば気道が確保され、いびきが軽減されます。
歯並びを治すことで同様の効果が出る場合があります。
診断をすれば分かります。
下図のように横になると、筋肉が弛緩し気道が狭くなります。
これがいびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になります。
下顎を前方に出せるのであれば、気道が開くので脳への血流がアップし、頭が良くなったり運動能力が上がる可能性があります。
それから顎関節症で顎が痛くなったり、歯ぎしりしたりするのも、下顎が本来の位置よりも後ろにあるため骨と骨が擦れて顎の関節が削れたりすることもあります。
本来の下顎の位置が解剖学上前方にあるべきなら、奥歯でなく顎を出して前で噛もうとするので前歯が削れてしまいます。
下顎の位置が歯によって制限を受け色々と体の不調和の原因になるのは何となくお解りになると思います。