お口の中の健康と唾液

大網のみずほ台歯科医院です。 ご存じの通り、お口の中の手入れが行き届かないと菌を誤って飲み込んでしまって肺に行き誤嚥性肺炎になることがあります。 また、唾液の量が少なくなると食べ物が飲み込みづらくなり食事に時間がかかったりします。 年齢が上がれば唾液の量も減ってきますし、お薬の副作用やご病気で唾液が減ってお口の中が乾燥する場合があります。 唾液の役割は抗菌作用(菌に抵抗する)、自浄作用(洗い流す)、緩衝作用(PHを維持する)、再石化作用(表面の傷を治す)、消化作用(消化を助ける酵素がある)、口臭を予防、粘膜の保護と潤滑作用等 歯科治療に関しては、入れ歯の調整時に傷もないのに痛みがあるのは唾液の量が減って突っ張るから痛い場合がありこの場合は入れ歯の調整では治りません。 また、明らかに唾液が減った方は虫歯や歯周病になりやすいようです。 お口の周りには3大唾液腺がありますのでマッサージをするのもよいと思います。 また、人工唾液のような潤滑油になるようなものをお使いいただくのが良いと思います。 唾液の量を計る簡単な器械もあります。(当医院にもあります。) あと、一時期食後すぐは歯磨きしない方が良いという時期がありました。 現在は、食事でお口の中が酸性になってもすぐに唾液の中のリン酸カルシウムが歯に戻るので(数秒といわれてます。)食後すぐに歯磨きしても問題ないということです。