現代人は昔に比べて歯が残せるようになってきてるでしょうか。

ブログ 2022年03月24日(木)

歯の数だけで言えば答えはイエスです。

下図をご覧ください。

1993年に比べて2016年は明らかにどの世代でも増えております。

8020運動はご存じでしょうか。

80歳になっても20本の歯を残そうという運動です。

歯科医師会が進めております。

最近当医院でも80歳過ぎても20本以上残ってる方が増えてきました。

ちなみに私の父、母は89歳で、父は27本で達成、母は0本で未達成です。

(残念ですが母は1本も歯がありません。)

高齢者が自分の歯を残せるようになったのは1日3回以上歯を磨く人が増え、定期健診を受けるなど

口の中に関して健康意識が高くなったことが挙げられます。

その結果虫歯や歯周病で歯を失う人が減ってきてると考えられます。

さらにできるだけ歯や神経の健康な部分を残してする治療により、歯が残せるようになると歯の寿命が来て

歯が割れて抜歯せざるを得ない状況も出てきております。

歯を失う原因は何か。

1、歯根破折

歯の根が割れてしまえば残念ながら普通には固定式ではできません。

(歯を削ってブリッジや削らないでその部分だけに歯の代わりになるインプラントのような治療もあります。)

2,虫歯

歯磨きはもちろんですが唾液の量が減るのも虫歯の原因になります。

加齢によるもの、ストレス、薬の副作用(例えば精神安定剤や高血圧の薬)、シェーグレン症候群などの疾患

虫歯が進行して歯の神経を抜くと再度虫歯になっても痛みがないので気づかないうちに進んでしまうケースも

あります。

対策として口の周囲の筋肉を動かして唾液腺を刺激し分泌を促す。

また噛み応えのある食べ物をよく噛んで食べることもよいと思います。

それから加齢や過度の磨きすぎにより歯肉が下がり(下図の青い部分参照)歯の根っこが一部口の中に出てくると、その部分は虫歯になりやすいので歯根う蝕になります。

たまに、神経取ってる歯が痛みが出ることがあるのですかと質問受けることがあります。

歯自身は痛みは感じませんが、歯のまわりの組織には神経がありますので感染が起きると、歯の周囲に

膿がたまり周りの神経を圧迫して痛みが出ます。

なのでそういう意味で神経取った歯でも痛みが出る場合があります。

青い丸の部分に膿が溜まります。

固い骨の中で膿の風船を膨らませれば周りを刺激して痛いですよね。

3,歯周病

歯磨きがうまくいかなく歯を支える骨がなくなり歯が抜けてしまいます。

歯周病が進むとご自分でのコントロールが難しくなりますので定期的なメンテナンスをお勧めします。

元に戻りませんがメンテナンスすることで歯が長持ちしますので健康寿命が上がり生活の質も高まります。